麗人賢者の薬草箱 [江本マシメサ]
縦書き: 1691P | 作品リンク | 作者ページ
これは、元王宮魔術師と元兵士の脳筋夫婦が、流行らない薬屋を田舎に作ることを目標に、立ちはだかる問題を主に腕力で解決する物語である。
★★★☆☆
道具生成 生産 薬草 調合 錬金術 賢者の石 竜 ほのぼの 恋愛 猫 妖精 チート 残酷描写あり
完結済:全172部
▼感想
おもしろかった!・・・と思う。
ほのぼのしてて、ちょっと笑えて、ちょっとうらやましくて、文章や会話もとてもいい。特にあとがきの「アイテム図鑑」の短い解説がまとめてくれる。
間違いなくファンタジー要素を兼ね備えているのだが、どちらかといえば恋愛小説寄りかな(作者は両方書いてるようだ)
魔物もダンジョンもあるし戦争の話もある、当然生死をかけた戦闘もある。しかしメリハリがないというか布石というタメや臨場感・スピード感が感じられない
この辺は狙ってのことだとは思うので作者や恋愛系からのファンにはいいのかもしれない、が私的にはややつまらなかった。
あえて言えば、「緩急」がほしいところ。そしてファンタジーらしい甘くないメインテーマ(悪者)があるといいかもしれない。