加賀100万石に仕える事になった [シムCM]
時は戦国乱世の時代。
織田に仕えて、秀吉に近づき、家康に従って東軍につく。
テンプレを生きようとして、開始前にその致命的問題点をつかれた転生者。
あきらめて平穏な生活を求めた矢先、彼の望みは(一部)かなう事になる。
殿は脳筋。領土は問題だらけ。大殿からは無理難題。
戦には出ず、年貢納入と、補給物資管理に悲鳴を上げる男。
三直 豊利(みのう とよとし)
ソロバン片手に、文句をたれつつ(数字と)戦う男の物語である。
★★★★★
戦国時代 織田家 オリ武将(文官) 微妙に歴史改変 内政/外交 陰謀/策略 戦は見てるだけ 歴史的大事件は第三者
完結済:全137部
▼感想
とてもおもしろかった!
読み始めるとものすごいスピードで話は進み、いったいいつ落ち着くのだろうと心配になる。
転生なのだが事情云々はあっさりスルーで、チートもなし。(いや微妙な活躍はチートなのだろうけれど)
たいした歴史を知らないサラリーマンである主人公はいっさい戦わない、ただ見てるだけという戦国歴史モノにしてはかなり珍しいスタンスだ。
笑いありちょっと涙ありで無双はしないがなんともなく爽快なストーリーだった。
自虐ネタ多数で一部のマニア(Mなかた)やサラリーマン同士諸君には所々出てくるこれらは更に面白いのかもしれない。
前向きな主人公であるがゆえにこの辺はあっさりして失笑(微笑)程度ですましてどんどん話は進むという、歴史モノでこのページ数に納めてしまったのはすごいと思う。
出版もされているとのこと機会があったらいつか又読みたくなった。