精霊樹の魔法使い [火器 八念]
密かに生きていた少年は、ある日 強引に召喚される。
桁違いな魔法を使う少年が運命のように関わった巨大な精霊樹。
歴史書の何処にも無い、しかし 確かに存在していた大魔法使いの物語は始まる。
肩の上の相棒と多くの友と共にマイペースで生きていこうとするハルカの物語。
★★★★★
チート 召喚 魔法使い 少しエッチ 少しロリ 少しショタ 精霊 R15 残酷描写あり
完結済:全110部
▼感想
とてもおもしろかった!
奇抜な展開も妙な仕掛けもないとても読みやすく想像しやすく安心感があるストーリー。
超チートです。もう召喚前からすでにチートなのです。しかも間が抜けてなく良心的な主人公。なので安定感抜群で爽快度マックスです。
このスケール感に合わせて国規模の大げさな展開もあるが、なぜか少しも壮大にならないところがこの作品の途中であきない秘密だろうと思う。
そして布石はあるが、降って沸いたような結末に悲しむ暇はなかった。ここまでの安定感があってむしろこのままでは終わらない期待感。
それにちゃんと答えてくれる作者。
ありがちといえばそうなのかもしれないが、そこに行くまでの積み重ねが線になり納得させてくれる。
奇抜なファンタジーモノにちょっとくたびれかけていた私には正統派として受け止めとても楽しいお話でした。