サイコパスと大悪魔な少女 [第616特別情報大隊]
力を持つべきでない人間が力を握ってしまったら、どうなるのか?
元米海兵隊少佐、マックス・ヤガミ。兵士として、そして指揮官として輝かしい経歴を残しながらも、精神疾患を理由に除隊させられた男。その後、軍事コンサルタントとしてアフリカの独裁政権を支援し、対テロ作戦と称して何十万人もの虐殺を扇動した男。
そんな殺人と戦争を愛する狂った精神病質者──サイコパスに異世界への道が開かれてしまった。ひとりの悪魔と、強力な力と共に。
少女の姿をした大悪魔ルシアが与えた不死身の肉体、命を刈り取るごとに増大していく無限の武器を手に、ヤガミは歪んだ欲望のまま暴虐の限りを尽くし始める。
これは異世界にて大魔術師、虐殺者、そして偉大なる元帥として呼ばれることとなる男が恐怖と暴力で国を、そして大陸を支配していく物語である。
★★★★★
ハイファンタジー[ファンタジー]
オリジナル戦記 スプラッタ 架空戦記 戦争 現代兵器 現代知識チート 邪悪主人公 悪魔っ娘 サイコパス 殺人 国家/民族 軍隊 異世界トリップ 主人公最強 R15 残酷描写あり
完結済:全75部
▼感想
とてもおもしろかった!
主人公は悪役。
なんだろうこれ……と思って読み進めていくと、どんどん惹かれ止まらなくなった。
もうむちゃくちゃなんだけど壮快感あふれ、残虐非道なんだけど妙にさっぱりとしてて、所々現代の戦争や諜報を風刺してる。
悪とか正義とかめんどくさい事抜きにとても面白かった。
物語りはサイコパス(狂人)と悪魔と呼ばれる少女の出会いから加速する、国を乗っ取り、民を扇動し、人種差別を煽り、隣の国を滅ぼし、戦争という狂気はどんどん拡大、戦争好きな主人公にとって最後の方まで敵らしい敵には恵まれず蹂躙するばかりだが最終的には相打ち近くにまで持ち込まれ、滅ばない主人公はまた新たな戦争を仕掛けるという内容。
面白すぎてハマって一気に読んでしまった。
のほほんとした物語も好きですが、たまにこうゆうのもアリ寄りのアリです。